どぅなんファンドについて

『どぅなんファンド基本構想』とは

 与那国町では、第4次与那国町総合計画を踏まえ、100人の雇用創出を目指したプロジェクト100の実現に向けて、島全体が経済発展する施策の展開を進めている。
 この背景の中、平成24年度は、島に残る貴重かつ有望な資源を活用した起業や、地域活動の維持・活性化への必要な支援を提供する「どぅなんファンド」のあり方について検討を行い、具体的な方向性を示した「どぅなんファンド基本構想」の作成を行った。
 平成25年度は「どぅなんファンド基本構想」を基に、『与那国固有の文化・歴史の再生と確立』,『町民の内発的なまちづくり(福祉・防災・伝統文化・芸能)』,『雇用に繋がる地域ビジネスの創出』のために、支援を行う「どぅなんファンド事業」の運営基盤づくりの第1ステップとしての事業を行い、平成26年度以降のどぅなんファンド事業の本格運営へと繋げていくための取組を実施した。
 図1に平成24年度以降の主な事業内容フローを示す。
 平成24年度に作成された基本構想の2本柱のうち、「どぅなん事業者支援ファンド」については、平成23年10月18日に「八重山地域の振興に係る助言業務に関する協定書」を沖縄振興開発金融公庫(以下、公庫と略す)との間で締結していることから、公庫と協議を行ったところ、沖縄県商工会連合会と協力し、支援を行うとの了解が得られた。
公庫は、下記の協力を与那国町に対して実施し、今後、支援対象が明らかになり事業計画検討や資金調達を行う段階になった時点で、協定に基づいた支援を検討する方向となった。

公庫からの協力内容

 ・「どぅなんファンド」運営委員としての参画
 ・沖縄県商工会連合会との連携の下での「どぅなんファンド」事業の運営に関する助言

 平成25年度は、第一ステップとして町民のまちづくり活動を支援する「どぅなん町民活動助成制度」を実施するとともに、町内の起業志向を持つ人材を集め、町内起業者の支援に向けた準備活動を行った。
また、平成26年度は、第二ステップとして、「どぅなんまちづくり活動助成制度」を継続実施するとともに、平成25年度の起業者掘り起しを踏まえ、沖縄県商工会連合会の協力を得て、町内起業者の支援を行う「どぅなん活性化事業支援助成制度」を実施した。
そして、平成28年度は、「どぅなんまちづくり活動助成制度」及び「どぅなん活性化事業支援助成制度」を継続実施する。

about_2016_all