代表取締役 森 靖一朗
事業の目的
①与那国と関係の深い、台湾の文化と言語を学ぶことで、与那国町が推進する国際交流事業の効果を高める。
②町民の台湾への興味・関心を高めることで、国際交流事業への参加者の裾野を拡大する。
③与那国と台湾の関係を知ることで、与那国の歴史的・文化的理解を深める。
④生涯学習の一つとして、町内で継続的に台湾華語を学べる環境を提供する。
本事業を生涯学習と位置づけ、台湾華語と文化を学べる講座を継続的に行っていく方針。また、実施した講座については、録画・保存し、講師の許す限り、希望者に提供できる体制を維持する。
台湾華語においては、参加者が実際に話す機会を増やしていく方針。会話場面を充実させ、会話が身につく講座としたい。また、インバウンドにも対応できるよう与那国の観光・生活に関わるトピックスを盛り込んでいく予定。
台湾文化においては、町民や専門家を招聘し、内容を深化させていく方針。特に町内の台湾交流経験者の方たちに、台湾に関する経験を話してもらう機会を作り、受講者たちとの世代間コミュニケーションが促進される内容とする。
田頭 政英
与那国島と台湾との交易･交流を再認識することは、両地域間の交流や交易などの歴史を知るだけでなく、これから与那国町がどうあるべきかを考える糸口を見つけ出すことを念頭におき、自立した与那国町を目指し、参加者全員で考え自らが行動する場の提供を本事業の目的とする。
これまでの枠組みにとらわれない国内外の地域との交流方法を考え、与那国町に足りないもの、これから必要なものについて考え議論し、これを具体化する企画を取りまとめるまでの共同作業を行うことで、新たな発想や創意を生み出し行動するきっかけとなる。
前外間 功(会長)
与那国島の伝統ある文化を継承する上で、御嶽や拝所の存在は欠かせず、その保存は必要不可欠である。本事業では13ヵ所に点在する御嶽の状態を調査し、優先的に修繕が必要となる御嶽を把握することで、伝統文化施設の安定的な維持に資するとともに、情報を教育委員会等と共有することで島の文化継承に寄与することを目的とする。
島内に分布する御嶽は、伝統的家屋と同様に与那国らしさの景観であり、伝統文化を継承する上でも重要な要素と位置づけられる。所管の公民館と連携しながら、御嶽への安易な入所は厳に慎むルールづくりと周知を行い、与那国らしさを活かすことで島の主要産業の一つである観光にも寄与し、ひいては町の活性化にもつながることになる。
本田哲也
時代の流れとともに食に対する価値観が変化している現在、子どもたちに自分たちで作り、育て、食べるという基本的なことを提供するために農園を整備し、島野菜を中心とした農業の基本を子どもたちに実践してもらう。
その島野菜の料理方法等も伝え、島野菜づくりを実践する中で、作る喜び、食べる楽しさ、農業の厳しさを実感してもらい、比川小学校農園から安全・安心な島野菜を比川村共同売店等で販売し、島野菜等の普及や地域の活性化を図る。
